腸内環境はコンディションの低下を招く!運動や食事で改善しよう
日頃から運動をする人、そうでない人も運動にメリットがあることを知っている人は多いでしょう。
運動はダイエットや健康維持だけではなく、腸内環境を良くする働きもあります。
そこに食事や睡眠も意識することで、効果的に腸内環境を改善できます。
今回は運動と腸内環境との関係性や改善のポイントをご紹介しましょう。
腸内環境はなぜ大事?
不安やストレスでお腹の調子を崩してしまう人は多いでしょう。
腸は「第2の脳」と言われているくらい、そのコンディションは脳と連携していると考えられています。
お腹を壊してしまった状態では、コンディションが下がってしまので、何をしても最高のパフォーマンスを発揮できず、良い結果を得られる可能性は低いです。
また、肌の調子が悪くなったり、痩せにくくなるなど美容面や健康面でも悪影響を与えてしまいます。
ここ一番で力を発揮し、健康的に過ごすためにも普段から腸内環境に気を配ることが大事です。
運動でなぜ腸内環境が良くなる?
運動をすることで期待される効果と言えば、筋力アップや脂肪の燃焼などの効果でしょう。
運動をすることで鍛えられる筋肉の中に骨盤周りの筋肉があります。
この筋肉は腸を保護するだけではなく、動き続けることで腸の蠕動運動を促すことができるため、腸の活発化につながるのです。
また、運動中は交感神経が働きますが、終わった後は徐々に副交感神経に切り替わります。
副交感神経が刺激されることも、胃腸の調子が良くなる理由です。
本来、副交感神経は寝ている際に働きますが、運動による体の疲労感が生まれることで寝つきが良くなり、睡眠の質の向上にもつながります。
睡眠不足により自律神経が乱れると胃腸も乱れやすくなるので、質の睡眠を取りやすくなる点も運動が腸内環境を良くする理由につながっているのです。
腸内環境といったら食物繊維
運動と合わせて意識したいのは食事に食物繊維を取り入れることです。
食物繊維は人の体内で消化されないので体に吸収されませんが、腸の善玉菌のエサとなるので善玉菌を優勢にしてくれます。
善玉菌が増えれば蠕動運動がスムーズになる上に、便の排出量が増えて便秘の改善にも期待できますよ。
日本人は食事摂取基準(2015年度版)によると、1日の食物繊維の摂取目標量を満たせている人は少ないことが明らかになっています。
そのため、意識的に摂ることを心がけましょう。
食物繊維は緑黄野菜やきのこ、海藻類、大豆類、リンゴ・ブドウなどの果物類に含まれています。
1つのもので補うのではなく、色々な食材をバランスよく取り入れることも大事ですよ。
腸内環境が悪い状況は美容と健康において良くないので、運動や食事、睡眠を意識して規則正しい生活を心掛けることが大事です。
運動や食事に気を付けて、善玉菌が優位な腸内に改善していきましょう。