浴室をリラックスできる空間に!
近年、暮らしの中で重要視されるようになってきた「癒し」は、家の構造によってもリラックス効果があるか否かが大きく変わってくることをご存知でしょうか。
特に、家でのリラックス方法として挙げられることの多い入浴に関しては、浴室の環境によってリラクゼーション効果が高まります。
今回は、リラクゼーション効果の高い浴室づくりについてご紹介していきましょう。
リラックスしやすい浴室とは?
従来の浴室は、閉鎖的な空間となっていることがほとんどでした。
最近では、脱衣室との扉や仕切りを透明なガラスにするケースが増えています。
リラックスできる空間は、人それぞれとなっていますが、閉鎖的な空間よりも開放感ある空間の方が、外からの光を取り入れ、視界が広がることで、効果を高められるとされています。
実際に新築一戸建てや分譲住宅を購入した方や自宅をリフォームする方の中でも、浴室を開放的な空間にする方が多いのです。
このことから、リラックスしやすい浴室とは、開放感ある浴室であることがわかります。
リラックスできる浴室のつくり方
リラックスできる浴室のつくり方を、いくつかご紹介していきます。
まずは、浴室と脱衣室との扉をガラスにしてみましょう。
そして可能であれば、中庭を設けて浴室から見えるように植物を配置してみてください。
中庭側の壁をガラス一面としても良いでしょう。
その際には、堀やよしずなどで中庭を囲うようにすると、外から見えないようにできます。
浴室内の壁などの色は、淡く柔らかい色を使いましょう。
色によって、人は緊張状態や興奮状態となるため、強い色や濃い色は避けた方がリラックス効果が高まります。
また、浴槽の深さは低めに50センチから55センチ程度にしてください。
浴槽の深さを浅めにすることで、視界が広がりやすくなるのです。
以上のことに気をつけると、よりリラックスできる浴室づくりができるでしょう。
リラックスできる浴室づくりの注意点
開放感ある浴室が望ましいと前述しましたが、開放的にするためにガラス張りにした際には、プライバシーが守れるのか心配になるかもしれません。
防水性のカーテンやブラインドを活用すると、開閉が自由にできるのでオススメです。
浴槽の深さは、高齢者の使い勝手や安全に重要な項目となります。
浴槽の深さ50センチから55センチは、深すぎず浅すぎない深さとなっているため、立ち上がりの際にもバランスがとりやすいでしょう。
現代における浴室は、家の中でも重要なリラクゼーションルームとしての期待が高まっています。
日常的に使用する浴室だからこそ、リラックスできる空間にして、癒しを追求できるのでしょう。