睡眠の質を高めて効率よく働こう！

睡眠は長時間とればいいというものではなく、質の良い睡眠であれば短時間でも問題ないのです。
しかし、質の良い睡眠をとるためにはどうしたら良いのか分からないという人が多くいます。
そこで今回は、睡眠の質を高めて、効率よく働くために必要なポイントをご紹介しましょう。

睡眠の質は、「黄金の90分」で決まる

皆さんは、「黄金の90分」という言葉を聞いたことはありますか？
睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠という2つの種類があり、睡眠の中でその2つを繰り返しています。
寝付いてすぐは、ノンレム睡眠です。
このノンレム睡眠の最初の90分は、最も深い眠りだと言われています。
そして、この90分を「黄金の90分」と呼びます。
「黄金の90分」できちんと眠れれば、質の良い睡眠が取れるということになるのです。

睡眠は、自律神経を整えてくれる

自律神経には、交感神経と副交感神経の2つの働きがあり、常にどちらか一方が優位な状態になっています。
睡眠時は、交感神経の働きが少しずつ弱まっていき、副交感神経が優位になります。
自律神経の役割交代がきちんとなされると、脳や体がしっかりと休まるので、きちんと休めるのです。
「黄金の90分」でしっかりと睡眠をとることは、自律神経を整えることにもつながります。
「黄金の90分」の中で、脳と体をしっかりと休ませられれば、昼間のパフォーマンスも大きく向上するということです。

「黄金の90分」で日中の眠気も解消される

人間は、長い間起きていると眠りたいという欲求が出てきます。
しかし、この欲求は「黄金の90分」で解消されると言われているのです。
「黄金の90分」の睡眠の質を高められれば、目覚めがすっきりとし、日中の眠気を軽くできるということになります。
寝たはずなのに疲れが取れていないという人は、「黄金の90分」の睡眠の質が良くない可能性があります。
もちろん、「黄金の90分」でしっかりとした睡眠がとれれば短い睡眠時間でも良いというわけではありません。
睡眠は、最低でも6時間以上が望ましいと言われているので、睡眠時間を6時間確保し、「黄金の90分」の睡眠の質を下げないことが大切だということになるでしょう。

睡眠は、私たちにとって欠かせないものです。
しかし、質の良い睡眠がとれているという人は多くないのが現状です。
自分自身の睡眠を振り返り、「黄金の90分」にしっかりと眠れているかを見直してみると良いでしょう。
質の良い睡眠が取れれば、日中の活動パフォーマンスが上がるので一石二鳥です。