転職に最適な時期とは？

今している仕事を辞めて、更なる自分のキャリアアップやスキルアップのために新しい道を切り開こうと、一度でも考えた経験はありますか？
これ以上に良い会社と巡り合えるのか、年齢的に躊躇してしまうなど、色んな理由からあと一歩が踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
今回は、転職をする際のタイミングや見極め方について紹介していきます。

入社何年目がベスト？

挫けそうになりながらやっとの思いで入社したけれど、いざ働いてみると思い描いていたものと違って意欲がわかない、精神的に続けていくことが難しいと感じることもあるでしょう。
厚生労働省の調査によると、新卒者の中で、大卒の約3割、高卒の約4割の人が3年以内に転職しています。
今の若者は、「我慢して乗り越えたからこそ、今の自分がいる」という考えではなく、「人生まだまだこれからで、いくらでもやり直せるチャンスがある」というような合理的な考えの持ち主が多いです。
一般的には、1年以内の退職は忍耐力の面でマイナス評価を受けてしまう可能性が高いので、ビジネスマナーをきちんと身に付け、これからの伸びしろに期待が持てる入社3年目くらいがベストでしょう。
キャリアアップをしたければ、即戦力を期待される入社5年目くらいがベストです。

転職に一番良い月は？

企業側の採用の意欲も通年を通して同じではなく浮き沈みがあります。
一年の中で転職をするなら、新年度を迎える前の2～3月と、下半期に向けて体制を整え直す8～9月が良いでしょう。
これらの時期には、普段出回っていない比較的好条件の求人が多くあります。
転職する側にとっては、求人がたくさんあると選択肢が増えていいように見えますが、同じ考えの人もいるので競争率は高くなります。
最も求人が多いのは2～3月になるので、この時期に狙いを定めて転職活動を行うと成功する確率が上がります。
なぜならば、新卒の入社と同時に入社することで、新入社員の育成コストを下げることができるからです。
会社の期が変更になるタイミングなので、人事の異動や新しい部署の新設など新たなポジションで採用することも考えられます。

転職は時間がかかると考えておくことが良いでしょう。
焦って探しても良い企業とは巡り合えません。
自分の気持ちと期間に余裕をもって、じっくり吟味した上でここで働いてみたい、自分の可能性を広げてチャレンジしてみたいという気持ちが芽生えたら、そのチャンスを見逃さないように一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。