どう声をかけたらいい？相手に元気を出してもらう声かけ

落ち込んだ同僚や友人を見つけた時、なんて声をかけますか？
良かれと思っていった言葉が裏目に出ることもあれば、逆に思わぬ一言が相手の心に響くこともあります。
そこで今回は、相手に元気になってもらう言葉をご紹介します！
いつも「なんて声を掛けたらいいのか」と悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

安易な励ましは要注意

友人や同僚で落ち込んでいる人を見かけた時、まず安易に励ますのは要注意です。
上司から叱責された友人に対して、いつも褒められている人が軽々しく「分かるよ」とでも言おうものなら、「自分の何が分かるの？」と思われてしまうこともあります。
ポイントは原因ではなく、落ち込んでいる現状を理解してあげること。
相手が今辛くて、へこんでいる状態であると気持ちを共感させましょう。
相手と呼吸を合わせるように気持ちの面で寄り添えば、言葉をわざわざ発することはありません。

人によって声かけを変える

性格が人によって違うように、声かけも相手に合わせて変えてみるといいでしょう。
気の利いた言葉をかけたつもりなのに相手にいつもそっぽを向かれたり、イライラさせたりしているのであれば、それは声の掛け方が相手に合っていない可能性があります。
例えば、強気な人は、他人に弱い面をなるべく見せたくありません。
プライドの高さからつい虚勢を張ってしまうこともあるでしょう。
しかし、強気な人は強がっているわりに、繊細な部分を持っている人もいます。
人前で弱音を吐くことが苦手な場合もあるので、落ち込んでいるのに気がついたら積極的に声をかけて上げてください。
ただし「大丈夫？」といった言葉は禁句です。
まずは話を聞いて、頑張っている今の状況を察することに努めましょう。

言ってはいけない言葉

相手を励ます時に注意したいのが、NGワードです。
これを言ってしまうと、逆に相手を苦しめてしまいます。
ここではよく使われるNGワードをご紹介するので、相手に言いがちな人は気を付けましょう。

・頑張れ
ミスをして元気のない人は、頑張ったのに思うような結果にならず落ち込んでいます。
そのため、そこに「頑張れ」と言われても、これ以上何をどう頑張っていいのか分かりません。
まずは、精一杯やった結果に共感してあげるといいでしょう。

・なんとかなる
つい言ってしまいがちな言葉が「なんとかなる」です。
状況によっては気持ちを軽くできる言葉でもありますが、タイミング次第では「全然こっちの気持ちを考えていない無責任なヤツ」と思われてしまうことも。
親身になって話を聞くことを大切にしましょう。

・飲みに行こう！
大人であれば嫌なことがあった時、「飲んで忘れよう！」という人もいますよね。
しかし、お酒を飲んでも悩みの根本的な解決にはつながりません。
無理に誘えば、相手の迷惑になってしまうこともあるでしょう。

同僚や友人がションボリしている時は、相手の気持ちに寄り添って話を聞くことが大切です。
表面的な声かけや解決方法では、相手が納得しないばかりか、不満を抱かれてしまうこともあります。
安易な励ましの言葉に頼るのではなく、まずは頑張った今の状況や具体的な長所を褒めてあげるといいかもしれませんね。