キャリアアップ助成金で会社側のコストを削減！

会社側が働いている人のキャリアアップを図るためには少なからず経費が必要ですが、キャリアップ助成金によってコストを少なくする方法があることはご存知ですか？
今回は、会社に嬉しいキャリアアップ助成金の制度についてご紹介しましょう。

キャリアアップ助成金とは

キャリアアップ助成金は契約社員、派遣社員、パートタイマーのような非正規雇用労働者が働く企業を変えずにキャリアアップするために支給されるお金のことで、人材育成や処遇改善を行った事業主に対して支払われるお金です。
事業主はキャリアップ助成金制度で人材育成のために資格を取ってもらった場合、その費用の負担はなくなります。
このようにキャリアアップ助成金によって、働く人のキャリアアップを促進させられるのです。

キャリアアップ助成金の種類

キャリアアップ助成金はコースがあり、いくつか種類があるのでご紹介しましょう。
まず1つ目は正社員化コースです。
アルバイトや派遣社員を正規雇用者に変えるためのコースで、転換時に助成金が支給されます。
2つ目は人材育成コースで、非正規雇用者をキャリアアップに繋げるための教育費用を一部支給してくれます。
3つ目は処遇改善コースで、アルバイトや派遣社員の賃金規定の見直しや健康診断の導入、所定労働時間の延長等の社会保険の加入をするための会社の見直しに使われるコースです。
他にも種類はありますが、ほとんどの企業がこの3つのコースを使っています。

受けられる事業

キャリアアップ助成金を受けるためには、必要条件があります。
中小企業であり、雇用保険適用事業主であることだけです！
中小企業の業種によっては受けられない場合が出てくる時もありますが、条件は簡単なので、社員育成や健康診断の導入が必要となった場合はぜひ活用してみましょう！

どこで、どうやって受けられるのか？

キャリアアップ助成金は主に労働局やハローワークで受けることが可能です。
申請に必要な書類は就業規則または労働協約とキャリアアップ計画書が必要です。
就業規則や労働協約は提出する6ヶ月以前のものだと受けられません。
また、キャリアアップ計画書の書き方は、誰が、どのように、どのような目標に向けてキャリアアップするのかを書かなくてはなりません。
申請後は審査があり約3～4ヶ月掛かり、審査通過後は助成金が入るまでまた3～4ヶ月掛かります。

キャリアアップ助成金は会社にはとてもありがたいものですが、大体申請から助成金受け取りまで半年以上は掛かるので、企業のキャリアアップを図るには、早めに考えておいた方が良いでしょう。
助成金は受けることで、企業全体を変えるチャンスがあるはずです！
しっかりと前もって準備していけばスムーズにキャリアアップができますよ。