肥満の原因は「食べ過ぎ」がほとんど!?運動しても痩せない理由

さまざまなところで生活習慣の改善が減量やスタイルアップにつながるという情報を目にします。
しかし現代人のほとんどは、単なる「栄養過多」で太っているというデータもあります。
今回は、食べ過ぎと肥満の関係について解説しましょう。
運動しても痩せない!?食べ過ぎが肥満の最大原因
早足で30分以上ウォーキングすると脂肪が燃焼する、太ももやお尻などの大きな筋肉を鍛えると消費カロリーがアップする、などの継続的な運動がダイエットに効果的だとよくいわれますね。
健康習慣として続けている人もいるでしょう。
しかし、それでも痩せない、運動しているのに太ってしまう人も存在します。
現代人の肥満は運動不足が原因であると指摘する専門家もいますが、それだけで脂肪が蓄積されるのではありません。
どんなにしっかり運動しても、食べる量が消費エネルギーを上回れば太ってしまいます。
摂取エネルギーが余れば体に貯蔵され、体脂肪に変わって肥満につながるのです。
運動量が十分なのに痩せられない人はまず、食べ過ぎていないか食生活を見直してみる必要があるでしょう。
食べすぎてしまう原因とは?タイプ別に対策しよう
食べ過ぎが肥満の原因になっている人は多いですが、そもそもの「過食する原因」についてはいくつかのタイプに分別されます。
食事の時間が不規則
1日に1食のみ、食事の時間がバラバラという人は、「お腹が空き過ぎている時間」があるはずです。
空腹が限界を迎えてお菓子をたくさん食べてしまう、手軽に食べられるパンやカップ麺でとりあえずお腹を満たそうとする人も多いでしょう。
これは食後の血糖値が急上昇しやすい食事の仕方であり、肥満につながりやすくなります。
早食い、大食い
咀嚼することで満腹中枢が刺激され、脳が「これで十分」と判断できます。
しかし丸飲みする人、早食いする人は咀嚼回数が少ないため、満腹感を得られにくいのです。
食べ過ぎを防ぐには?エネルギー適正摂取量を守ろう
食べ過ぎを防止するには、1食ごと、1日ごとに「ここまで食べてOK」というラインを設けることが大切です。
カロリーのほか糖質、塩分にも適正量があるので、年齢や性別、体格、運動習慣に応じて自分がどれくらいまで食べて良いかを知りましょう。
また、このルールを守るには1日3食決まった時間に食べる、間食や夜間のダラダラ食いをやめることも必要です。
早食いも太りやすい原因となります。
1口につき20回以上、ゆっくり噛んで食べるよう意識して。
どうしても早食いしてしまう人は、一口食べるごとに箸を置く癖をつけると良いでしょう。
食べる量が抑えられるだけで翌日の体が軽くなったことを実感する人も多いとか。
満腹になってから食事を止めるのではなく、自分の摂取エネルギー適正量を意識するような食べ方が正しいのです。
物足りなさを感じる場合は早食いをしていないか振り返ってみましょう。