体が欲しがるものを食べている?食べ物と五行の関係とは

風水では、この世のすべてのものを数種類のエネルギーに分類することができると考えられています。
例えば木でできた家具や観葉植物は「木」の性質、化繊類やプラスチック製品は「火」の性質、暗い場所に置かれたガラス製品は「水」の性質を持ちます。
食べ物の好みは人それぞれですが、それは自分のエネルギーに合わせて好きなものと嫌いなものを無意識のうちに選び取っているからなのだとか。
今回は、さまざまな食材が持つエネルギーと食べ物の好みの関係についてお話ししましょう。
バランスを重視!食べ物と陰陽五行
風水では、木・火・土・金・水の5つのエレメント(五行)と、陰・陽の2つの性質を組み合わせた数種類のエネルギーを使って、地球上のすべてのもの分類しています。
肉や野菜などの食材も五行に分けられ、栄養学として多くの医師や学生が学びを深めました。
例えばほうれん草や小松菜などの青菜は「木」、トマトやパプリカなどの赤い野菜は「火」、さつまいもやじゃがいもなどの根菜類は「土」に分類されます。
中国では古くから五行のバランスが良いことで心身の健康が保たれるとされ、現代でも5つのエネルギーがすべて揃った食事が健康的かつ縁起が良いとされています。
好きな食べ物と嫌いな食べ物の違いは?本能で選び取っている
スタミナ不足の時は熱やパワーを生む肉類や赤い野菜で「火」のエネルギーを補給し、滋養強壮には体調を安定させる力を持つ穀物や根菜類で「土」のエネルギーを補うことができます。
暑い夏はきゅうりやスイカなどで体を冷やす、寒い冬は体を温める根菜類を食べるなど、日本でも生活に取り入れられている昔ながらの知恵ですね。
五行のバランスを取ることを本能的に求める場合、食べたいと思う食材に反映されている可能性があります。
自分に必要なエネルギーを体が知っているという人は陰陽五行に対する感受性が強いタイプといえるでしょう。
男性と女性で好みが違う?体調と相談するべし
男性は「火」、女性は「水」に分類されますが、男性的なパワーを高めたい時に肉を食べる人が多いのは「火」のエネルギーをアップさせたいと感じているからです。
いっぽう黒豆や海藻など、女性の肌や髪に良い影響をもたらす食材は「水」に分類されていることが多いです。
男性が「水」の性質を持つスイカやメロンばかり食べていればスタミナ不足になってしまい、女性が肉類や唐辛子などの香辛料を多く摂ると「火」の性質から怒りっぽく男性的になってしまいます。
ただし、基本的には五行のバランスを取ることが重要です。
例えば元々「水」の性質を持っている女性がたくさん摂りすぎると体を冷やしてしまうので、全体的なバランスやその時の体調を考えて食事内容を決めましょう。
好きな食べ物や、ついつい手が伸びてしまう食材は、普段から不足しているエネルギーを表しているかもしれません。
嫌いな食べ物や、急に苦手になった食材は体内に溜まりすぎているエネルギーの可能性も。
食べすぎには注意して、体の声に耳を傾けてみてくださいね。